西洋梨ル・レクチェとは?

「幻の洋梨」の異名を持つフランス原産の西洋梨で、
日本では明治後期から栽培が始まったと言われています。
特に新潟県の信濃川河岸での栽培が盛んで、
国内生産の大部分がこの地域で生産されています。

新潟県内では「最もおいしい洋梨」との評価を受け、
御歳暮に送られる方が年々増えてきています。

果重は300〜400gくらいで、いかにも「西洋梨」といった外観をしています。
果肉はとろけるようにやわらかく、果汁が多い上に
甘味は非常に強く、独特の芳香を持っています。
収穫時は緑色ですが、
食べ頃になると黄色くなります。

一年間の主な作業は次の通りです。
1月〜3月 枝先誘 枝が風で揺れたり折れたりしないように紐で縛ります。
また、枝を紐で引っ張って樹形を整えます。
4月下旬 花粉着 自家受粉しないため、一花ずつ花粉を着けて受粉させます。
5月 袋かけ 風や雹でキズがついたり、病気や害虫から守るために一果ずつ袋を被せます。
10月下旬 収穫 実を収穫します。
10月下旬
〜11月末
選果
追熟
収穫した果実は選果機を使って大きさ別に分け、コンテナに詰め替えます。この時、病気になっていたり、虫に食べられている果実を取り除きます。(写真上段)
収穫直後の未熟な状態では固く、香りも無いため、熟して柔らかくなるまで(30〜40日間)冷暗所に寝かせておきます。(写真下段)

11月末
〜12月下
出荷
剪定
熟したものから出荷していきます。
また、その年に延びた不必要な枝を切ったり、古くて実のならなくなった枝を切ります。

ル・レクチェは栽培が難しいため、
かつては収穫量が少なく、「知る人ぞ知る」西洋梨として
新潟で珍重されてきました。

しかし、近年の栽培技術の向上と栽培面積の増加によって
収穫量は飛躍的に増加しました。

収穫量が増加したといってもまだまだ流通量は少なく、
新潟県内と大都市圏(主に東京圏)の市場にしか出回っていません。




当園で販売しているル・レクチェの荷姿は次の8種類です。
サイズ
等級
化粧箱
内容個数
2kg
使用
3kg
使用
7〜8
4kg
使用
9〜10
12
3kg
不使用
7〜9
4kg
不使用
9〜12

化粧箱のサイズは

左から2kg3kg4kgです。


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